2017年5月、東京湾アクアラインをバイクで239kmで走行したとして、千葉県の柏市在住の男が書類送検された。
動画サイトに乗せたことで、今までで史上最速のスピード違反となったが、そもそもなぜここまでスピードが出せるのか?乗ってたバイクや、その性能について考えてみた。
事件の詳細
国内史上最速とみられるスピード違反がとうとう起こりました。まずは、その事件の詳細から見ていきましょう!!
2017年5月、「東京湾アクアライン」を、バイクに乗り、時速239kmで走行した疑いで、千葉・柏市在住の会社員の男(33)が、書類送検された。
男は、速度超過時のスピードメーターを映した動画を投稿サイトに投稿していて、「閲覧者を増やしたかった」などと話しているという。
時速239kmでのスピード違反は、国内史上最速とみられるという。
出典:FNN
事件内容も至ってシンプルです。普段バイクや車を乗っている方はわかると思いますが、絶対に出してはならない領域のスピードを出してしまいました。
しかも理由が「閲覧数を増やしたかったから」。周りのことを一切考えていない発言。投稿したら逮捕されると思っていなかったのでしょうか。浅はかです。
愚痴になってしまいますので、次に行きますが、そもそも乗ってたバイクはなんなのか?また、なぜスピード違反になる速度まで出てしまうのでしょうか?
乗ってたバイクは何?
出典:FNN
犯人が乗っていた車両ですが、イギリスで有名なTriumph(トライアンフ)のバイクです。
名前は、「DAYTONA675」、今のバイクは140万円くらいします。昔と比べて高くなりました。それだけ性能が良いのでしょう。
出典:Triumphホームページ
出典:Triumphホームページ
排気量は名前の通り、675CC。大型バイクに位置し、大型の免許がないと乗れないバイクです。
大型バイクの中では、排気量はそこまで大きくはないのですが、重量は170キロほどしかありませんので、スピードはかなり速いバイクであります。この特徴はトライアンフの特徴でもあります。
逆にハーレーは、重量は300kgほどあります。排気量は1600CCほどありますが、239kmまでスピードを出そうとはとても思わないでしょう。
トライアンフの歴史は長く、ハーレーよりも前から絶えず人気があるイギリスのバイクです。旧車と言われるバイク車両も人気が高く、人気のあるものは200万円以上もしますが、それをカスタム車両として自分好みのバイクに仕上げて乗っている人もいます。
出典:旧車トライアンフ
出典:旧車トライアンフ
毎年、ハーレーと同じように、様々なカスタムショウが開催されていますが、人気があり全国から自分の車両にのって会場までいく人も多いです。
人気の理由は、車両が軽く乾いた音がフィーリングを刺激してくれるので、マニアにはたまらないと専らの噂です。
女性にも乗りやすく、キックでエンジンをかけるのがたまらなくかっこいいです。ハーレーも同じですが、昔から歴史があり今でも人気のあるバイクは流石の一言です。
次にスピードについて触れていきます。
どうして、239kmもスピードが出せるのか?
出典:FNN
そもそもなぜ、ここまでスピードが出るのでしょうか?
基本的に一般道は制限速度60km/hですよね。高速道路でも100km/hです。
大型バイクであれば200km/h以上の速度が出るものは珍しくありません。しかしバイクを200km/hで走行した場合、速度超過で警察に捕まります。
道路というのは常に平坦というわけではありません。上り坂や下り坂、凹凸や濡れた路面など様々な状況があります。バイクはそれら全てで法定速度までは出せるように作られているからです。
仮に平らな抵抗の少ない道路で100km/hしか出せない性能でバイクを作ると、上り坂でバイクは100km/hまで加速しません。
上記にようにならないようにバイクメーカーは上り坂でも100km/hまで出せる性能でバイクを作成します。
つまり抵抗が大きい上り坂などでも法定速度を出せる性能というのは、平坦な道路や下り坂等で150km/hや200km/hまで出せる性能を有するという事です。
なぜ法定速度にリミッターを設けないのか?
出典:http://torack7.blog.fc2.com/blog-entry-400.html?no…
出典:出典:
リミッターとは、ある設定された速度に達した時に電気制御で速度を抑制する装置です。
出典:http://baiku-uru.com/category2/entry74.html
現行の自動車やバイク、そのほとんどには速度リミッターを設定しています。しかし、それらが動作する速度は180km/hだったり280km/hだったりと、法定速度からはほど遠い物です。
なぜこのように、実際に出す可能性が少ない速度帯にリミッターを授けているのでしょうか?
それにはさまざまな理由が有り、一概には言えませんが理由の一つにはメーカーが競争力を失わないようにするために国の計らいという点があります。
国内メーカーの自動車やバイクに100km/hのリミッターを設定した場合、おそらく国産の自動車やバイクは売れなくなります。
国内の消費者は海外製の自動車やバイクを購入するでしょう。このような状況を作ってしまっては国内メーカーは減衰をたどってしまい、日本経済にも悪影響を及ぼします。
リミッターの装着は色々な面で影響が大きく現在は導入が難しいという状況です。
最後に今回の事件におけるネットの反応は?
犯してはいけない違反をしてしまったスピード違反ですが、みなさんはどう思っているのでしょうか?最後にネットに投稿された反応をみて終わりにしたいと思います。
捕まえてくれと、動画サイトへ?
あほやん
出典:yahoo!news
今は一瞬でそんな速さにできるけど。昔はパワーがないから、度胸で結構長い時間走ってやっとの、最高速やったもんだ。絶対速度は高いかもしれないが、それに比べたら大した自慢でもない。
出典:yahoo!news
25年のベテランライダー&大型バイク乗りです。速いバイクに、綺麗な路面のアクアライン、でも不可避な状況に遭遇すれば確実に自分αが死にます。
分別ある年齢らしい行動を心がけましょう。
出典:yahoo!news
現実的な意見が多いですね。要は人様に迷惑がかからないようにしましょう。ということですね。以上、最後までお読み頂きありがとうございました。